1.基調講演:タカラヅカ 100年続いたロマンと算盤
~コンテクストを売る時代のベンチャーの在り方~
報告者:森下信雄氏(北摂演出研究所 代表・プロデューサー)
〒563-0017 大阪府池田市伏尾台5‐1‐5‐106
Mobile:090-8124-3470
e-mail:morishita@hokusetsu-d.com
HP:http://hokusetsu-d.com
<森下信雄氏のプロフィール>
1986年、大学卒業とともに阪急電鉄㈱入社、鉄道現場での車掌・運転士、
梅田茶屋町再開発計画担当を経て、1998年宝塚歌劇団に出向。制作課長、
星組プロデューサーを経験し、以降、㈱宝塚舞台にて大道具・衣装等舞
台製作業務の責任者、次いで宝塚総支配人に就任し、宝塚歌劇業務を統
括。宝塚歌劇バリュー・チェーンプロセスの全てを経験する。
2008年に経営破たんしたコマ・スタジアムの事業承継会社である㈱梅田
芸術劇場に出向し、経営再建にあたる。
2015年7月、経営・マーケティングコンサルタントとして起業・独立、
北摂演出研究所の代表・プロデューサーを務める。
著書:『元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略』2015年,角川書店。
<講演内容の概要>
1.黎明期のタカラヅカと環境変化への対応
2.100年続いたビジネスモデルの特徴
3.シロウトの神格化
4. コンテクストを売る時代のベンチャーの在り方
2.事例報告:アートをいかす
報告者: 酒井 貴寛 氏 (Andsquare 代表)
参照:http://fyandsquare.wix.com/andsquare
<酒井貴寛氏のプロフィール>
1988年4月30日生まれ 27歳。
2007年3月 京都市立紫野高等学校 卒
2011年3月 大阪経済大学 経営学部経営学科アントレコース 卒
2011年4月 大阪の商社に入社。
<講演内容の概要>
家業である西陣織を広めたいという気持ちから、社会人生活を続けながら、
西陣織ブランド「Andsquare(アンドスクエア)」を立ち上げました。
私が今後やっていく事業に関しても「アート」というワードは大きく関わっ
て参ります。
世間的に言われる「アート」という言葉や作品に対し、アンドスクエアが取
り入れる「アート」は、少し違うニュアンスを持っています。
どちらがいいということではなく、「アートも生かす」という考え方や施策
についてお話しできればと考えております。
3.事例報告:金(かね)と芸術?
報告者:田中冬一郎氏(一般社団法人ワオンプロジェクト 代表理事)
参照:http://www.waonproject.com/
<田中冬一郎氏のプロフィール>
1974年生まれ、同志社大学経済学部卒業後、1996年地方金融機関へ入行。
営業店での個人、法人新規営業担当を経て2015年現在は本部にて事務指導を担当
中。その一方で2005年に偶然から前衛芸術家グループとして世界的にも名高い
具体、嶋本昭三氏達と出会った事からアートにも関わる様になり、国内外の様々
なプロジェクトに参加した後、2007年に『社会課題をおもしろくする』をコンセ
プトにしたアートイベント、コンテンツ制作会社、一般社団法人ワオンプロジェ
クトを起業。金融とアートの世界を日々横断して創作活動を行っている。
<講演内容の概要>
約10年間、公私ともに芸術家の支援をしてきて、常に念頭に考えていたのは、ど
うしたら彼らが金銭的に成功するかという事でした。当日はそれを踏まえて、純
粋芸術、大衆芸術における成功事例を幾つか紹介させていただいた後、ちかい将
来期待されるアート、あるいはアーティストの役割について問題提議させていた
だきます。
4.事例報告:光を結んで世界に挑戦
報告者:稲森麻子氏(株式会社フィルノット 専務取締役)
参照:http://philknot.com/
<稲盛麻子氏のプロフィール>
1968年、京都生まれ。同志社大学工学部工業科学科卒業後、歯磨きメーカーの研
究所に就職。1993年当時編み物教室であったフィルノットに入社、創業者である
本田寿子と共に、光ファイバーの造形に没頭しはじめる。
1995年有名テーマパークからの受注を機に、光ファイバー造形会社としての活動
にシフト。2002年渡英1年後帰国するも再び2005年に渡英。出産により一時休業
中の2006年よりWest Cheshire CollegeにてTheatre Costumeのコースで学ぶ。
2008年帰国後、完全復帰。その後、現在に至るまで、光るコスチューム、デコレ
ーション、造形物など様々なクライアントの要望に答えるべく、企画、デザイン、
制作を担当。
<講演内容の概要>
40年以上も前に、一人の主婦が始めた編み物教室が、光ファイバー造形会社とし
てアート性の高い光素材をエンターテイメントの業界に浸透させることができた
試行錯誤の軌跡を通して、アートのもつ付加価値の意味、オンリーワン技術の使
いどころなどをお話したいと思います。